当社の今まで開発したBiWMSは、台湾をはじめ、シンガポール、香港、タイ、中国の80の銀行のあらゆるウェルスマネジメントやプライベートバンキングの業務に対応してきており、顧客に十分に満足してもらえるプラットフォームとして、成長してきております。機能面においてBiWMSは、NEC社のAvaloqTMの機能に匹敵もしくはそれ以上に性能を発揮しており、プライベートバンキングの機能しか支援しないTERMINUS社のAAATMの機能よりは数段優れています。 BiWMSは、新規顧客である銀行のリクエストに応じるシステムを開発することで、私たちの顧客でありパートナーでもある金融機関と共に成長することを使命としており、その欲求に応えることを保証します。また当社がリリースしたシステムを、責任を持って保守するだけでなく、導入後も、新たにリリースした機能の追加及び既存システムと統合することを保証します。顧客である銀行は、常に最新の武器を持って戦えますので、グローバルな戦略戦術を持って立ち向かうことができます。 BiWMSは、リテールバンキング(Retail Banking)のウェルスマネジメントのプラットフォームの以下の主な機能をサポートしています。
BiWMSは、データベース上に蓄積された大量のデータに対して集計や複雑な分析を行い、結果を素早く抽出することができる多次元分析(OLAP: Online Analytical Processing)の手法を採用し、最大1億人の顧客データベースから5秒以内に情報を集計して即座に顧客に提供できます。 表3は、当社今までリリースしたWMS/PBSがサポートする顧客数、口座数、ユーザー数などの簡易分布を示しています。ユーザーとは、WMS/PBSを使用する銀行のスタッフを指します。ハードウェアの性能にもよりますが、同時にシステムにログインできる最大ユーザー数は、1,000人に上ります。
瞬時に巨大なデータベースからユーザーのリクエスト情報を集約できるOLAP手法を以下に簡単に示します。
アセットアロケーション(Asset Allocation)やファイナンシャルプランナー(Financial Planner)、ポートフォリオリバランス(Portfolio Rebalancing)などの投資分析の機能については取引機能と連携し、資産の分析結果を顧客のスマートフォンに送り、効率的に取引に繋げることができます。
BiWMS は、TWR(Time Weighted Return)とMWR(Money Weighted Return)の手法を用いて、期間ごとの個別投資商品の投資収益率や全体の投資収益率を正確に計算します。そして計算の結果を踏まえて顧客のあらゆる商品の投資報告書を印刷します。本システムは、大手のWMS製品(例えばNEC社のAvalooqTM)と同等の集計能力を持っています。
システムは、RMなどの営業マンに顧客を幅広く分類できる機能を提供し、条件によって購入可能性の高い顧客を洗い出すことができます。満足度調査や商品の宣伝などのキャンペーンや誕生日などの顧客関連イベントから対象となる顧客を自動的に洗い出し、販売員にビジネスチャンスづくりのきっかけをつくります。また営業マン(RM)ごとの顧客へのアプローチ歴、進捗報告、売上目標達成率などの情報を自動的にまとめて営業の統括責任者に提供しますので、統括責任者は、部下たちの進捗状況や目標達成状況を瞬時に把握できます。このようにシステムが自動的に成約可能の顧客を洗い出し、チームワークをサポートしますので、高い成約率につながります。
投資ロボは、顧客の条件に相応しい最適な投資の組合せを提案します。さらに、投資ロボは、すでに購入した金融商品のポートフォリオを診断し、最適化するようにポートフォリオの持ち割合を自動調整します。BiWMSに投資ロボを導入したことにより、当社はこの業界をリードする最大の成果となっています。
BiWMSの主な機能の1つとして、成約のチャンスを高めるためのイベント(ここでは投資家に対する危機管理上の警告や投資チャンスにつながる情報提供等を指します。)を自動的に提供(生成)します。イベントは、その性質によって次のように分類されます。
現状では、現場スタッフの配置がサービス品質を高めるため、顧客の需要と投資金額によって、異なる専門のスタッフを配置し、それぞれ異なるサービスフローで対応しなければなりません。BiWMSでは、リレーションシップ・マネージャー(RM)、投資コンサルタント(FA)、支店長(BM)、エリア業務監督(FC)、ファンド運用責任者(PM)などの投資担当を設けて、顧客の需要に応じて次のようなサービスフローを提供しています。